2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

インバル指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏でベートーヴェンの三重協奏曲

アラウのピアノ、シェリングのヴァイオリン、シュタルケルのチェロ、フィルハーモニア管弦楽団の演奏、インバルの指揮でベートーヴェンの三重協奏曲を聴いてます。 キメの細かく深みあるピアノ、スリムでツヤのある美声を聴かせるチェロ、淑やかながらも時折…

イェネー・ヤンドーのピアノでハイドンのピアノソナタ全集

イェネー・ヤンドーのピアノでハイドンのピアノソナタの全集を聴いてます。 彼は合唱隊を辞めて間もない頃の1750年代前半から1790年代半ばに至るまで作曲を続けています。 1771年ごろまでは鍵盤楽器の為の曲をソナタとは呼ばずにパルティータないしはディヴ…

イダ・ヘンデルのヴァイオリン、チェリビダッケ指揮ロンドン交響楽団の演奏でブラームスのヴァイオリン協奏曲

今はブラームス作曲のヴァイオリン協奏曲ニ長調をイダ・ヘンデルのヴァイオリン、チェリビダッケ指揮ロンドン交響楽団の演奏で聴いてます。 若い頃の演奏で隙のない完璧さでもって圧巻させるスタイルもありますが、神聖でどこまでも透き通らせる音作りを目指…

番外編 Cans and Brahms

今回は番外編でYesというバンドのCans and Brahmsを聴きました。Yesはイギリスのバンドで1969年結成、メンバーの変遷などを経て現在も存続しています。 この曲は元々fragileというアルバムに収録されてた曲で、元ネタはブラームスの交響曲第4番の第3楽章で、…

五嶋みどりのヴァイオリン・メータ指揮・イスラエルフィルの演奏でシベリウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調

シベリウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調、五嶋みどりのヴァイオリン・メータ指揮・イスラエル・フィルの演奏を聴いてます。 鋭くも精彩のあるヴァイオリンが印象的です。 深みと情緒を醸し出し、低音部の支えを上手に引き出しているメータの指揮とイスラエル…

レッパード指揮イギリス室内管弦楽団の演奏でヘンデルの水上の音楽

レッパード指揮・イギリス室内管弦楽団の演奏でヘンデル作曲の水上の音楽を聴いてます。 弦楽器を中心に活気づいた音楽を奏でています。この曲はジョージ1世がイギリスのテムズ川での川遊びをする際にBGM用にこの水上の音楽が作られました。 恰幅良く悠然と…

イェネー・ヤンドーのピアノでハイドンの幻想曲ハ長調

イェネー・ヤンドーのピアノでヨゼフ・ハイドン作曲の幻想曲ハ長調を聴いてます。 ハイドンのこの曲は自由なソナタ形式でもって曲を展開していて、宮廷の貴族たちを和ませる為に聴き心地良く明るくリズム感もある快活な作品となっています。 ハイドンのピア…

レッパード指揮イギリス室内管弦楽団の演奏でヘンデルの王宮の花火の音楽

レイモンド・レッパードの指揮・イギリス室内管弦楽団の演奏でヘンデル作曲の王宮の花火の音楽を聴いています。 この曲はハプスブルク家の後継ぎ絡みの戦争で、イギリスとフランスの講話を祝う時に作られた曲で、1748年に完成です。 ヘンデルはバッハと双璧…

ルービンシュタインのピアノでラフマニノフのパガニーニ狂詩曲

ルービンシュタインのピアノ、サバタ指揮ニューヨークフィルの演奏でラフマニノフ作曲のパガニーニの主題による狂詩曲を聴いてます。 細やか且つ軽やかに弾く天使とドスンと力みを入れては怪しげな調べを奏でる悪魔が共存しているかの様なルービンシュタイン…

サバタ指揮のストラヴィンスキー作曲の交響詩「夜鳴きウグイス」

サバタの指揮でストラヴィンスキーの交響詩夜鳴きウグイスを聴きました。ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団を率いての演奏です。 サバタといえば歌劇「トスカ」の名盤で名高い一方、彼の録音は少なくてしかも1950年代の前半に病気してしまった為、録…

カラヤン指揮ベルリンフィルによるベートーヴェンの三重協奏曲

カラヤン指揮による三重協奏曲 ヨーヨーマ・ムター・ゼルツァーは三人とも伸びやかに伸び伸びと歌うように演奏出来ています。時にはきめ細やかに、時には力も込めて音を鳴らせています。 カラヤンの指揮は壮麗に誰かを慈しむかのような崇高なものがあり、ベ…

コヴァセヴィチのピアノ・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団の皇帝協奏曲

スティーブン・コヴァセヴィチのピアノ、コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団の演奏でベートーヴェンの皇帝協奏曲を聴いてます。 ロンドン交響楽団の演奏は骨太な音響ながらも時折見せる優しい響きをしています。 デイヴィスも決して無骨過ぎずに慎重さ…

ギーゼキングのテンペストソナタ

ギーゼキングのピアノでベートーヴェンのテンペストソナタ。ピアノソナタ第17番の事ですね。小粒に音の波をまとめ上げ、内面的な感情のほとばしりを上手く表せています。この曲は1801年から1802年にかけて作曲、ハイリゲンシュタットの遺書が書かれた時期と…

ゼルキンのピアノ協奏曲第2番 ベートーヴェン作曲

ルドルフ・ゼルキンのピアノ、RAIローマ交響楽団、フェルッチョ・スカーリャ指揮でピアノ協奏曲第2番を聴きました。 モーツァルトのように洒落ていてハイドンのように技巧を凝らすなど、先代の偉人の影響がよく表れています。しかし、無骨で初々しいながらも…

ムラヴィンスキーのベートーヴェン

ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィルの演奏でベートーヴェンの交響曲第4番も聴いてます。 見るからに厳粛なムラヴィンスキーの指揮に力強くもしなやかさも効かせたレニングラードフィルの音響作りがいかにも北欧のオーケストラらしく、聴き手を虜にさ…

ミケランジェリの皇帝協奏曲

スメターチェク指揮プラハ交響楽団とミケランジェリのピアノで皇帝協奏曲を聴いてます(^^) 細身ながらもこの曲の壮大さを損なわずに若々しく勇壮な演奏を繰り広げてます。 一方のミケランジェリのピアノはどこまでも透き通っていて洗練度の高い水晶玉のよう…

大バッハのロ短調ミサ ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団の演奏で。

ヨッフムのバッハのロ短調ミサを聞いてます。 バイエルン放送交響楽団を率いて神々しく崇高に奏でています。冒頭のキリエがインパクト大です。何せそびえ立つ様な合唱に圧倒されますから。 速度の早い箇所では、キビキビとしたスパイスを効かせて音楽を展開…

バッハのミサ曲ヘ長調 BW233

大バッハのミサ曲ヘ長調BW233を聴いてます。 清々しく明朗ながら、芯の通った真面目な曲の作りがいかにもバッハらしい。 管楽器はというとオーボエ・ホルン・ファゴットがこの曲で使われています。特にオーボエのカンタービレはジーンと来ますね。ファゴット…

エマヌエル・バッハのオムニバス

エマヌエル・バッハのオムニバスを聴いてます(^^)彼の生誕300周年を記念したCDです。 彼の曲の特徴はクセのある拍子と、それを基調とした多彩な楽想の紡ぎ出し。これなら生前はお父さん以上に知名度が高いのも納得。 中にはベートーヴェンを彷彿させるピアノ…

バレンボイムのピアノでシューベルトのピアノ曲を

バレンボイムのシューベルトのピアノ曲全集CD3枚組も聴いてます。 静かな調べで深く音を奏でる時もあれば、しっとりと動的になる事もあります。 時には耽美に時には活気付いてる演奏ですね。 メリハリのついた感情表現が聴き手をし飽きさせないですし、流石…

ゲルギエフ指揮キーロフ劇場管弦楽団の眠れる森の美女

今度はゲルギエフ指揮キーロフ劇場管弦楽団の演奏で眠れる森の美女を聴きました(^ ^) 新進気鋭で風通しが良く、一つ一つのメロディーが聞き取りやすい名演です。 キーロフ劇場管弦楽団はマイリンスキー劇場管弦楽団の旧称で、昔の名前でやってたから、ゲルギ…

イムジチ合奏団のヴィヴァルディ フルート協奏曲

イ・ムジチ合奏団の演奏でヴィヴァルディのフルート協奏曲集を聴きました。 繊細で澄んだフルートの響きに、垢抜けない生き生きとしたイ・ムジチ合奏団の弦合奏が心地良いです。特にフルート・オーボエ・ファゴットのソロが躍動感ある海の嵐が一番好きです。…

ゲルギエフ指揮マリンスキー管弦楽団のショスタコーヴィチ

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮の元、マリンスキー劇場管弦楽団の演奏で、ショスタコーヴィチの交響曲第四番を聴いてます。 ショスタコーヴィチの曲の中で最高クラスの規模を誇るこの曲。原色的な色彩を際立たせて、芯の通った音をバランス良く引き出しているの…

カラヤン指揮ムターのヴァイオリン協奏曲

カラヤン指揮・ベルリンフィル・ムターによるヴァイオリンの独奏で、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第三番を聴きました。 壮麗で洗練されていて落ち着きのある指揮に、気品溢れる音運びをするヴァイオリンのソロが癒されますし、素敵です。 第1楽章・第3…

ゲルギエフとウィーンフィル

ヴァレリー・ゲルギエフのウィーンフィル指揮のショスタコーヴィッチの交響曲第九番を聴きました(^^) ウィーンフィルの弦のハーモニー厚みが際立ってて、管楽器と打楽器の太さが好調。その分、ゲルギエフの持ち味たる情緒と鋭さは半減気味だけど。ゲルギエフ…