イダ・ヘンデルのヴァイオリン、チェリビダッケ指揮ロンドン交響楽団の演奏でブラームスのヴァイオリン協奏曲

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今はブラームス作曲のヴァイオリン協奏曲ニ長調をイダ・ヘンデルのヴァイオリン、チェリビダッケ指揮ロンドン交響楽団の演奏で聴いてます。

 

若い頃の演奏で隙のない完璧さでもって圧巻させるスタイルもありますが、神聖でどこまでも透き通らせる音作りを目指す様式の兆しも伺えます。晩年の演奏スタイルは若いころの彼の演奏を聴いても必然だったと言えましょうか。

 

ロンドン交響楽団も骨太で低音の響きを重んじて音響豊かに奏でています。その際には幅広くなり過ぎず、抑揚を効かせています。

 

イダ・ヘンデルのヴァイオリンは凛とした透明感と品格を感じさせて、聴き手の心を掴んでいます。とにかく音の調べが美しい。

 

 

ちなみに、イダ・ヘンデルは今も90台で存命で彼女の幼少期から天才と呼ばれてました。しかし、録音嫌いで録音が非常に少なかったり、1980年代は実質的な活動停止をしてたそうです。しかし、インターネットで検索していると彼女のライヴ録音の音源が散見され、共演者のチェリビダッケと同じ様に録音が発掘されて聴ける様になりつつあるのかなと思います。

 

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