レッパード指揮イギリス室内管弦楽団の演奏でヘンデルの王宮の花火の音楽

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レイモンド・レッパードの指揮・イギリス室内管弦楽団の演奏でヘンデル作曲の王宮の花火の音楽を聴いています。

 

この曲はハプスブルク家の後継ぎ絡みの戦争で、イギリスとフランスの講話を祝う時に作られた曲で、1748年に完成です。

 

ヘンデルはバッハと双璧を成すバロック音楽の作曲家です。バッハが地道に内向的な論理を組み立てて深い音楽を作ったのに対して、ヘンデルは外向的な壮大さ・華やかな力強さでもって曲を作っています。

 

特にこの傾向が顕著なのが王宮の花火の音楽ではないでしょうか。この演奏では管楽器がとても鮮やかにそして華々しく弦は力のある品格でもって奏でられています。尤も、初演当時は音楽は成功したものの肝心な花火は失敗しましたが。音楽が大成功しすぎたあまり、運が尽きてしまったのかもしれません笑

 

しかもこの録音では、弦合奏・管楽器・ティンパニに加えて小太鼓の音まで加わっています。これにより、祝典的な明るさがより華やかになり、壮大なイギリスのパレードのイメージがとても膨らみます。

 

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