大バッハのロ短調ミサ ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団の演奏で。

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ヨッフムのバッハのロ短調ミサを聞いてます。

 

バイエルン放送交響楽団を率いて神々しく崇高に奏でています。冒頭のキリエがインパクト大です。何せそびえ立つ様な合唱に圧倒されますから。

 

速度の早い箇所では、キビキビとしたスパイスを効かせて音楽を展開してます。テンポの遅いグロリアの部分なんかはフルートの音色が透き通った彩りを添えて、この曲の美しさを際立たせてきます。

 

ホルン・ファゴットオーボエオーボエダモーレ・フルート・トランペットと管楽器も弦楽器に負けずに登場しています。バロック音楽だと弦楽器ばかりが目立ちますし、教会音楽ですとそらにオルガンも加わります。

 

ですが、オーケストラの一員としてトランペットまでも独立したメロディを与えられていて、管弦楽団における管楽器の地位も時代を経て向上しているのだなと思いましたね。

 

この曲はバッハが完成させた最後の曲であるとも言われています。最後の最後に完成させただけあってバッハの集大成に相応しい充実感に満ちてます。管弦楽・独唱・合唱が偉大で深遠な調和を再現しています。その自筆譜が世界遺産になっているのも必然でしょう。

 

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