イムジチ合奏団のヴィヴァルディ フルート協奏曲

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イ・ムジチ合奏団の演奏でヴィヴァルディのフルート協奏曲集を聴きました。

 

繊細で澄んだフルートの響きに、垢抜けない生き生きとしたイ・ムジチ合奏団の弦合奏が心地良いです。特にフルート・オーボエファゴットのソロが躍動感ある海の嵐が一番好きです。

 

ところで今のご時世ですと、バロック音楽ピリオド楽器、すなわち生前の作曲家が耳にしたり使っていた頃の楽器を使用もしくはそれを再現した楽器での演奏が主流となっていると言えます。

 

例えば、バッハの曲を演奏するに当たってはバッハが生きてた頃の昔ながらの楽器を使っての演奏をするというものです。

 

それに対して、現代楽器とは現代の一般的なオーケストラが用いる楽器の事を指します。ちなみに、ヴァイオリンなどオーケストラの各楽器は産業革命などの技術の発達と共に改良が加えられて現代の様になっています。

 

ピリオド楽器はそれ以前の形のものを指します。その楽器で演奏の方がその当時の曲を再現するのには適切で正確だという意見から、その演奏をする事に特化したオーケストラも次々と出来ました。

 

ですが、このイ・ムジチ合奏団は現代楽器での演奏をしています。バロック音楽や古典派の音楽を演奏する際、現代型の楽器での演奏に私は反対しません。単純に今のオーケストラの楽器に聞き慣れているのもありますが。

 

イ・ムジチ合奏団の人達も聞き慣れた楽器の音で自分たちの演奏を伝え、自然で純粋な音楽を奏でる事でピリオド楽器とは違った良さを伝えています。

 

ピリオド楽器と現代楽器の聴き比べも面白いです。

 

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