ゼルキンのピアノ協奏曲第2番 ベートーヴェン作曲
ルドルフ・ゼルキンのピアノ、RAIローマ交響楽団、フェルッチョ・スカーリャ指揮でピアノ協奏曲第2番を聴きました。
モーツァルトのように洒落ていてハイドンのように技巧を凝らすなど、先代の偉人の影響がよく表れています。しかし、無骨で初々しいながらも誠実に自分の強い意志で展開しようとする風潮はまさにベートーヴェンと言ったところ。
このイタリアの指揮者とオーケストラは軽妙に明るめな演奏を繰り広げていて、陽気な太陽の国イタリアらしさを感じさせます。
ゼルキンも洗練されていて、このイタリアの演奏と息が良く合っています。叙情的に小洒落て弾いてます。
番号からしてベートーヴェンの若い頃の作品で、何と1795年完成と耳がまともにまだ聞こえてた頃の作品。
正規のCDではなく、ダイソーの100円CDシリーズのものを買って聴きました。
このシリーズは聴き手を舐めてるなどの悪評もあり、音質も決して良くはないです。それでも鑑賞には耐えられる程度の音質は保たれていて、目を閉じるとモノクロ映像が眼に浮かぶ古めかしさがどこか時代を感じさせますね。
ダイソーの100円CDは今は購入できませんが、ゼルキンの演奏はこちらから購入できます。