ジーン・ラモン指揮、ターフェルムジークの演奏でヴィヴァルディの弦楽器の為の協奏曲を聴きました。

f:id:klassischemeister:20190930000801j:plain

ジーン・ラモン指揮・ターフェルムジークの演奏でヴィヴァルディの弦楽器の為の協奏曲集を聴きました。

 

曲調は穏やかながらも溌剌とメリハリをつけられています。これがとてもバランスが良く取れていて速度の遅いところでは、綺麗に整った音を響かせているいます。女性らしさのある美しさを音で表現したかのようです。

 

アーノンクールが気ままな勢いも時折見せるのに対し、ラモンの場合は穏健さを隠さずにまとめた上で音楽を展開させていますね。

 

この録音の中にはアンナー・ビルスマの独奏チェロどの共演でチェロ協奏曲も入ってきます。今年の725日に惜しくも彼は亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

 

さて、その独奏では、情緒的な深みを込めてテクニカルにチェロを操っています。時として慈悲をも感じさせます。黙々と作業をこなしつつも職人的なユーモアを忘れていない人間的な面白みが感じられます。

 

 

購入はこちらから。