メンデルスゾーン作曲のヴァイオリン協奏曲ニ短調を聴きました。
メンデルスゾーン作曲のヴァイオリン協奏曲ニ短調を聴いてます。
この曲はなんと!1822年作曲で、作曲者は当時13歳だったのです。
しかもこの曲は第二次大戦後のメニューインがメンデルスゾーンの子孫の家で発見して再演したそうな。元々その曲は作曲者のサロンの演奏会用に作られたと考えられています。
メンデルスゾーンもまだ13歳でまだまだ勉強の段階かつ私的なサロンでの演奏を想定しての作曲を考えると弦合奏と独奏ヴァイオリン1人というのは理にかなっています。
第1楽章と第3楽章は緊張感が漂うものの澄み切った音響で滑らかにテクニックも抜かりなく発揮された質の高いものとなっています。
第2楽章も澄み渡った弦楽器の音にうっとりします。
弱冠13歳にしてここまで密度が濃くて完成度が高い作品を作れていたとは驚きです。さすがは神童です。
そんな曲をイザベル・ヴァン・クーレンのヴァイオリンは冴え渡るテクニックがあって鋭いです。アムステルダム・シンフォニエッタの演奏とレヴ・マーキーズの指揮はスラリと伸びて、透き通った弦合奏でヴァイオリンのソロと上品な掛け合いをしています。
購入はこちら。