コルトーのピアノ、ロンドンフィルの演奏でフランク作曲の交響的変奏曲を聴きました。

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コルトーのピアノ、ランドン・ロナルド指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でフランク作曲の交響的変奏曲を聴いてます。

 

叙情的で透き通ったタッチでピアノを奏でつつ、時として凛とした力強さをコルトーのピアノは聴かせてます。

 

オーケストラの方も骨太ではないものの、細めの筋肉質な演奏でスッキリとした演奏をしています。さらりとして指揮をロナルドはしてますね。

 

録音は1930年代と古く、時代的にも緊迫してはいましたがそのような空気は感じさせる事なく、年季の入った味のある録音です。

 

ちなみに、フランクはこの曲を1885年すなわち作曲者が亡くなる5年前に作曲しました。晩年になってからフランクはピアノとオーケストラのための楽曲にも再び関心を持つようになりました。彼もピアニストを若い時は志向、それを具現化するかのようにピアノ曲やピアノと管弦楽のための曲を作ったのです。晩年になってもう一回この分野に挑戦してみようという思いもあって作曲したのでしょう。

 

フランクはオルガニストを生前は勤め、教会でオルガンを演奏してはオルガン曲も作曲しました。その関係もあり、彼のピアノの音楽にもその作曲法が反映、壮大さを感じさせます。

 

 

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