クリスティアン・バッハのチェンバロ協奏曲を聴きました

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クリスティアン・バッハ作曲のチェンバロ協奏曲ニ長調を聴いてます。彼は大バッハの末っ子ですね。演奏はイングリッシュ・コンサートチェンバロ兼指揮はトレバー・ピノックです。古楽器の演奏で、弦合奏の各パートは一人ずつと室内楽的な演奏です。

 

作風があのモーツァルトとよく似ていて、ギザで華やかに聴かせる所は元々クリスティアンの特徴で、その点がモーツァルトに影響を与えたのかなと思います。実際、彼らは親交がありましたし、1782年の元旦に前者がロンドンで亡くなった時、後者はとても悲しみ音楽会にとっての損失とまで述べました。

 

モーツァルト程の技巧はありませんが、聴き心地の良く華のある面はクリスティアン・バッハの国際色をも表しているかの様です。両者はドイツ語圏に留まらず、イタリアやイギリス・フランスでも活動をしていましたからね。

 

そんな曲をピノックは音響を豊かに弦楽器とチェンバロを響かせていて、あたかも少々大きめなオーケストラで演奏しているかのようです。

 

 

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