カルロス・クライバーの指揮でニューイヤーコンサート1989を聴きました

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カルロス・クライバーの指揮で、1989年のニューイヤーコンサートを聴きました。

 

この演奏会ではワルツのシュトラウス一家の作品が演奏されます。

 

その音楽一家の旋律を気高く、時には明快に奏でています。

 

リズミカルな陽気さと洒落た拍子でシュトラウス一家の音楽を繰り広げています。ここら辺に関しては、カルロス・クライバーの持ち味を発揮させているのです。

 

ウィーンフィルの弦楽器の合奏は美しく、管楽器は明朗に音を鳴らしています。打楽器も活気の彩りを添えて明るい年を目指すための演出を底から支えてるかのようです。

 

新年の幕開けにふさわしく、徐々に目覚めるような音の装飾を上手い具合に付けられています。

 

なお、新年のウィーンフィルの演奏会は1938年の時から行われます。1986年までは四人の指揮者しかその指揮を担当していませんでしたが、1987年以降は彼ら以外にも色々な指揮者がその年明けのコンサートを担当、2年以上連続で同じ指揮者が指揮をすることは無いです。

 

人の一生の各々の年はそれぞれ違っている上、様々な指揮者に任せる事で、聴き手を飽きさせないよう工夫する為を行なっている事も窺わせます。

 

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